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幸村クリーニング店三代目
私が住んでいる長野県駒ヶ根市は、2つのアルプス(中央アルプス・南アルプス)を一望できる自然豊かなすばらしい田舎です。そんな田舎にあるクリーニング店に、今では全国から染み抜きの依頼や相談を寄せていただくようになりました。本当にありがとうございます。

子供の頃、祖父のアイロンがけをする大きな背中を見て力強さを感じ、父の配達の車の助手席にちょこんと座って、お客様と接する笑顔の父を見て自分もうれしく感じていました。

小、中、高、大学と進学するにつれそんな気持ちは忘れ去り、就職を考えるときに、ただ漠然と、将来的にはクリーニング業を継ごうと考え、アパレル業界へ就職しました。3年間のサラリーマン生活でしたが、そこで衣類・繊維の知識、店頭での販売を通じて接客の楽しみと難しさを学びました。

幼い頃から漠然と見ていたクリーニング業に足を踏み入れました。
東京のクリーニング店で3年間修行をさせてもらいました。祖父や父が今までやっていたアイロンがけや洗浄、染み抜きを覚えるというのはとてもうれしかった反面、難しさ・大変さを初めて実感したときでした。その間、クリーニング学校に通いつつ、国家資格である「クリーニング師」の資格を取得しました。

修行を終えて技術を習得し、自信を持って幸村クリーニング店に入りましたが、その自信は短期間でコンプレックスに取って代わりました。お客様に対して、自分の仕事であるクリーニングについて十分説明ができないことにもどかしさを感じていました。

気に入って大切にしている衣類を永く着ていただけるようにもっと技術を学び自分のものにしたい、という気持ちが日に日に強くなっていきました。

私にも気に入って大切にしているものがあります。大学の卒業旅行で一生モノと思って購入したアクアスキュータムのステンカラーコートです。大切に着ていましたが、やはりエリが黄ばんでしまいました。クリーニングに携わった10年前にはどうにもできずになかばあきらめていましたが、「なんとかしたい」と思い、シミ抜き技術を学び始めました。シミ抜き技術の習得中に私のコートはきれいによみがえらせることができ、今では気持ちよく着用しています。

今では、北は岩手県、南は福岡県、もちろん東京や大阪からも、長野県の山の中にある当店へシミ抜きの依頼をしていただき、結果、お喜びのメッセージを多く頂いています。

汗で脱色したルイジボレリやメローラのネクタイ、赤ワインをこぼされてしまったドルチェ&ガッバーナの麻のジャケット、不明の黄色いシミのついたバーバリーのジャケットなどの高級ブランド品や、近所のクリーニング店で断られてしまったシミのついた衣類、洗濯不可の表示がついた品物など扱う品物は様々です。

そこで自分自身に満足することなく、日本最大で最高峰の染み抜き復元技術勉強会である京技術修染会で難関の「修復師」という資格を習得しました。

どんな品物であっても「お客様の気に入っている大切な衣類を永く着ていただきたい」という私の思いは変わりません。お客様の「困った」「何とかしてほしい」という思いに全力で応えます。


すべては、クリーニング業のプロとして、お客様が喜んでもらえるように


9歳の長男と7歳の次男がいます。
「将来、クリーニング業を継ぎなさい」
なんてことは言いません。ただ、親の背中がかっこいいと思えるものであり、将来仕事を考えるときの選択肢のひとつになってもらえればいいと思います。
子供の目は素直で正直です。そんな目の前で誇りの持てる仕事をしていきたいと考えます。